食事業
food business
MEAT BUSINESS 食肉加工事業
最新の設備と細心の技術の融合
⾷⾁加⼯事業の拠点は、菊池市に開設している「熊本ミートセンター」です。敷地⾯積は約5000 坪。最新の設備と幅広いスキルを持った技術者を揃えることで、枝⾁の一次加⼯から、精⾁・ハンバーグなどにする二次加⼯、ハム・ソーセージなどを作る三次加⼯まで対応。全国的に珍しく、衛生的にも優れています。
ISO22000認証取得

国際的な食品衛生のマネジメントシステムを構築し、より一層の安全性確保に向けた活動をおこなってまいります。
私たちの想い
熊本県は、⻄⽇本⼀の酪農県。毎⽇たくさんの⽜が⽜乳を出し、私たちの健康に貢献してくれています。しかしその役割を終えた⽜たちは、「経産⽜」というランクの低い⾁になっていきます。私たちはそんな「熊本育ちのお⺟さん⽜」たちを最後まで⼤切にいただきたい、という想いでこの事業をスタート。1つ1つのいのちに感謝の気持ちで向かい合っています。


私たちの強み
⽜たちの農場や処理場からとても近いロケーションにあるので、つねに新鮮な状態の枝⾁を受け⼊れることができます。また最新鋭の加⼯設備とともに、優れた技術を持ったカットマン(枝⾁の⼀次加⼯を⾏う技術者)や、ていねいな⼿作業を得意とするスタッフなど、豊富な⼈材⼒も当社の強み。ロットの⼤きな商品から、少量のこだわり商品まで、幅広いオーダーに対応できます。
製造フロー

一次加工
搬⼊された枝⾁を、専⾨技術を持つカットマンが、6つの部位に分けて脱⾻・整形します。⾻に⾁を残さず、⾁に傷もつけない美しい仕上がりが当社のこだわりです。

二次加工
用途に応じて精⾁加⼯し、パッキング。店頭に並べるための商品に仕上げていきます。ハンバーグは1つ1つていねいに⼿ごねをしています。

三次加工
加熱室(スモークハウス)も完備。ハム・ソーセージなど、加熱処理が必要な加⼯品も製造可能。OEM製造(他社ブランドの製品製造)や⾃社製品の製造に取り組んでいます。
衛生管理へのこだわり
枝肉の運搬は懸垂車を使用。枝肉をぶら下げたまま運搬するため菌付着がありません。
検査ラインにはデュアルX 線と⾦属探知機を導⼊。⾻⽚まで発⾒・除去できる環境を整えています。また工場内に⼊室する前には、滅菌システムで⼿や⽩⾐の衛⽣管理を徹底。さらに、⽇々変わっていく衛⽣管理ルールに対応していくために、毎⽉専⾨のコンサルタントを招いて全ラインをチェック。社員教育にも継続して⼒を注いでおり、すでに取得しているISO9001 に続いて、HACCP認証の取得をめざしています。



センターの設備
デシカント除湿器
乾燥剤を使って作業室内の湿度を減らすことで、カビの発⽣を減らし、製品の品質を⾼めます。
作業の見える化
12台のカメラを作業室に設置。作業状況や進捗状況を、外部からいつでも確認することができます。
温湿度リアルタイム管理
商品の品質に影響を与える温湿度を徹底して管理するために、温湿度計を設置し、リアルタイムに測定しています。
電解水生成装置
⼯場内で使う洗剤の量を減らすために、アルカリ⽔(脂肪分解)と酸性⽔(殺菌)を⽣成・使⽤しています。
空中配線・不燃パネル
万⼀の漏電⽕災を防⽌するために、天井はすべて空中配線。また⽕災時の延焼を⾷い⽌めるために不燃パネルを採⽤しています。
懸垂車・枝肉搬入室
枝⾁は吊り下げたままの状態で衛⽣的に搬⼊。枝⾁搬⼊室の左右・上⾯をオートシェルターで塞ぐことにより、外気の流⼊も最⼩限に抑えています。
DIETARY EDUCATION BUSINESS 食育事業
「いのち」と「いのち」を結ぶかけはしに
食の大切さを考える、お肉の発信拠点をつくりたい。
当社が⾷育事業を始めたきっかけは、ミートセンターを開設したことでした。エンドユーザーからのこんな声が気になるようになったのです。「お⾁って、なにが⼊ってるかわからないよね…」。こうした不安の要因は、作る業者の顔や、流通経路が⾒えないことにある。そう気づいた私たちが、ミートセンターのすぐ隣に開設したのが「ママトコキッチン」でした。めざすのは、単なるレストランではなく、⾷の⼤切さを学び、⽇々なにげなくいただいている「いのち」への感謝に気づく場所。またお⾁の消費拡⼤にむけて、⾷卓にのぼるまでのプロセスや作り⼿の思いを伝えることのできる発信拠点にしたいと考えています。
菊池ミートガーデン「ママトコキッチン」
「ママトコ」という名前には、「ママと⼦」という思いがこめられています。わが⼦を愛するお⺟さんを基準に、「⼦どもに安⼼して⾷べさせられるものづくり」をコンセプトにしたお⾁や加⼯品を提供しています。例えばハンバーグやステーキには、ノンGMO(遺伝⼦組み換えではない)の飼料で一定期間育てられた地元熊本県産の⽜⾁のみを使⽤。ハムやソーセージはできたての、しかも添加物を最低限しか使っていない⾃社製品。野菜は契約農家から有機野菜を取り寄せています。こうしたこだわりの⾷材と、緑豊かなロケーションが⼝コミで⼈気を呼び、週末は多くの家族連れでにぎわっています。


ひろがる会員の輪!多彩な食育体験プログラム
ソーセージやチーズ作り体験も⾏っています。さらに、2階に設けたセミナールームでは、「⾚⾝⾁講座」、「⾚ちゃんのためのベビーマッサージ教室」、GMO「遺伝子組み換え」 をテーマにした映画会などを開催。また「ママトコキッチン」は会員制を採⽤しており、会員さんにはイベントの案内をしたり、いっしょに新たな商品を共同開発したりすることもあります。その輪は開業3年で約1800 ⼈と⼤きな広がりを⾒せています。さらに2019年夏には、加工の見学や大人数での食育講座、ガーデンウェディングができる「体験館(仮称)」もオープンする予定です。